~香住鶴 直売店 名称変更のご挨拶~
拝啓、初秋の候、皆様におかれましてはご健勝にお過ごしの事とお慶び申し上げます。
平素は格別のご愛顧を賜わり心より御礼申し上げます。
振り返りますと、平成15年11月、現在の香住区小原の地へ全面移転してから15年目になろうとしています。創業(1725年・享保十年)以来、278年間の長きに亘り香住町森の亀居山大乗寺の門前にて、代々酒造りを重ねてまいりましたが、時代の変化に対応すべく、九代目として一大決心を致しました。その後、皆様の温かいご支援を日々の糧として、何とか今日まで酒造りを続けてこれました。しかし、日本酒業界も日々刻々と変化しそれに対応出来なければやがて消滅することになります。つまり、地酒蔵は今一層こだわりと高品質そして差別化を求められています。そこで蔵の全面移転15年目を節目として更なる成長を目指します。香住鶴の歴史と伝統、そしてこだわりの酒造りを更に推し進める為、10月1日より現在の直売店「福壽蔵」から店名を「福智屋」(ふくちや)に変更致します。「福智屋」は初代 福本新太良時代の屋号で、現在当蔵の最高級の商品として使用しています。今後「福智屋」を更なる高級ブランドイメージとして展開・強化し、新しい時代に一層存在感のある蔵元となるよう社員一同頑張ってまいります。
今後とも、どうぞ変わらぬご愛顧の程、心よりお願い申し上げご挨拶と致します。
九代目当主 福本 芳夫